言語活動の根幹をなすコミュニケーション能力(「話すこと・聞くこと」)と「読むこと」領域における言語活動の実際
熊本市教育センター平成23年度熊本市教育センター専門研修「小・中学校国語」講座の講師を担当させていただきました。90名を超える先生方が参加してくださいました。三時間を担当し、実践と理論の両面で、言語活動の根幹をなすコミュニケーション能力(「話すこと・聞くこと」)と「読むこと」領域における言語活動の実際ということでお話をさせていただきました。
これまでの研修では、一時間半を河野が担当し、あとの一時間半を現場の先生方の実践発表ということで組まれておりましたが、今年は初めての試みで河野が三時間を担当させていただきました。言語活動の根幹をなすコミュニケーション能力の育成では、小学校低学年、中学年、高学年、中学校までに渡るカリキュラムと実践の実際を提案しました。「読むこと」領域では、説明的文章と文学的文章の両面から言語活動の実際の提案を行いました。
教育センターの木下指導主事さんから送っていただきました先生方の感想の一部を載せておきます。
・実践例もあり、現場のことを深く理解されている河野先生の講座は、「ああ、なるほど」とうなずくことが多く、非常に勉強になりました。
・新学習指導要領で重視している言語活動について、対話を中心に具体的に話をしていただき、とても勉強になりました。夏休み中であるのが残念に思いました。すぐにでも学級の子どもたちに実践してみたいです。
・三角ロジックや双方向のコミュニケーション能力等、今まで分かったつもりでやってきたことが、今日の実技を取り入れながらの講話で再理解できました。
・教科書教材の発問や考え方についての話が大変良かったです。また、根拠と理由を明らかにした話し方が、子どもたちの思考を活性化するという三角ロジックの視点がわかりやすく明確でした。
・先生の実践をもとにした指導法はもとより、幼児期から中学校までの発達段階を意識した指導内容が明確に掲げてあったのがよかったです。
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